
AEDとは
Automated External Defibrillator」
(自動体外式除細動器)の略称で、
心室細動と呼ばれる突然の不整脈に電気ショックを与えることで心臓を正常な状態に戻すための機器です
目次
宝来坂集会場に設置しています。
もしものとき、いざという時のために⁉



AEDセットです。
宝来坂自治会設置AEDは、平成29年(2017年)3月にALSOK(総合保障警備会社)とレンタル契約を締結し、以降設置しております。設置AEDは、音声ガイダンスとアイコンが操作の各ステップをガイド指示を出すとともに、胸骨圧迫と人工呼吸の適切な回数、速度、深さについても音声で合図してくれるなど、わかりやすい操作になっており、だれでも、いつでも安心してご使用いただけます。
意外と簡単⁉ AEDの使い方 (ALSOKホームページからの引用)
AEDは、使い方を音声で説明してくれる機能が備わっており、救護処置の経験が少ない方も比較的使いやすい機器です。しかし、ある程度の使用手順を頭に入れておくことでよりスムーズな救助を行えるでしょう。
ここでは、AEDのくわしい使い方についてご紹介します。
1.要救助者を発見したら周りに協力をお願いする
要救助者を発見したら、まず周りの人に協力をお願いします。発見者がAEDを探しに行くのではなく、まずはAEDを持ってきてもらうことと救急車を呼んでもらうことを周りの人に呼びかけます。心臓疾患の処置は一刻も早く行うことが大切なため、まずは周りの人に大声と身振りで助けを求めましょう。
2.119番通報・AEDを持ってくる
人が来たらその中から119番通報する人とAEDを持ってくる人を指名します。明確に指名し分担して行動してもらうことで迅速な対応が期待できます。
3. 人工呼吸と胸骨圧迫を行う
AEDが現場に来るまでの間、要救助者の呼吸の有無を確かめます。呼吸がなければ「胸骨圧迫」と「人工呼吸」を行うことが望ましいのですが、人工呼吸は訓練を受けた方がいる場合に行うようにし、胸骨圧迫を優先的に行いましょう。胸の中心を、両手で1分当たり100回から120回ほど押さえます。その際、胸の中心が5cmぐらい沈む力加減で行いましょう。
4.AEDを操作する
119番通報が済み、AEDが届いたら次の4ステップでAEDを操作しましょう。
- AEDのケースの蓋を開け、電源スイッチを入れる(ケースの蓋を開けると自動で電源が入るものもあります)
- 要救助者の胸部に、直接電極パッドを貼り付ける(パッドに記載の絵柄にしたがいましょう)
- 電極パッドを貼るとAEDが心電図を自動解析し、処置の有無を判断します
- 処置が必要と判断されアナウンスが流れたら、ショックボタンを押して処置します。処置不要の場合は、ショックボタンを押してもAEDは作動しません。
もし、1~4までの操作を行っても症状が回復しない場合、救急車到着まで電極パッドを貼ったまま、再度胸骨圧迫の動作を行いましょう。2分経過すると再びAEDが心電図を解析し、もう1度電気ショックの処置が必要かどうかを指示してくれます。
初めて使用する方は不安も多いと思いますが、音声ガイダンスで正しい処置方法をAEDが教えてくれますし、誤作動の心配もないため音声にしたがってその通りに使用しましょう。また、AEDを使う場面同様にそれ以前の救助活動も重要になります。一刻一秒を争う状況ではありますが、119番通報や呼吸の確認などはおちついて確実に行いましょう。
AEDの使い方を実際に習ってみたいという方は、各自治体で定期的に無料救命講習会を行っていますし、AEDメーカーなどで行われる講習を受けることもできます。積極的に講習を受け、AEDを実際に見て触って体験することで、いざというときの助けになるでしょう。(ALSOホームページから引用)
AEDを使用するときの注意点
心停止になった場合、いち早くAEDを使用することは大事ですが、AED使用時には注意すべき点もあります。ここではそのいくつかの注意点についてご紹介します。
0.女性に対してAEDを使用する場合
緊急時とはいえ、異性に衣類を脱がされることに抵抗を感じる女性が多いことも事実ですので、次の様な点に配慮して行ってください。
・電極パッドを肌に直接貼ることが可能で、胸骨圧迫心肺蘇生に影響なければ、衣服を脱がす必要はありません。
・ブラジャーをはずさずに電極パッドを貼る。(フック等の金属部に電極パッドは触れないこと)
・電極パッドを貼った後、タオルや衣類をかけて肌を隠す。
・救助者以外の人は遠ざける。周りの傍観者を遠ざけ、人目から守ることが大切です。
・人数が多ければ人垣を作ったりして視線を遮りましょう。
・救助の様子や傷病者を撮影し、その内容をSNSへ投稿・拡散する人がいます。そのような悪質な人間から傷病者を守るためにも、スマートフォンなどで撮影している人を見かけたら、すぐに止めるよう声をかけましょう
1.湿布などの貼り薬を貼っている場合
AEDの電極パッドを貼り付ける箇所に、湿布など貼り薬が貼ってある場合は必ずはがしてから使用しましょう。貼ったままAEDを使用すると、正常な効果が得られなかったり、該当部位にやけどを負ってしまう可能性があります。
2.ペースメーカーや除細動器が埋め込んである場合
心臓に疾患があり、元々ペースメーカーや除細動器を使用している人の場合は、それらが埋め込まれた箇所(外から見て突起が確認できます)を避けてAEDの電極パッドを貼り付けるようにしてください。
3.体毛が非常に濃い場合
AEDの電極パッドを貼り付ける心臓付近の体毛が非常に濃い場合は、貼る前にAEDに備わっている剃刀や脱毛テープで毛を除去してから処置する必要があることがあります。
体毛によりパッドが肌に密着しないことで、エラーメッセージがでたり、正常な効果が得られない可能性があります。
4.金属製品が電極パッドに付着する可能性がある場合
ネックレスなどの金属製品が心臓付近にある場合は、電気ショックによる火傷の原因となるため、可能な限り取り外します。外すのに時間がかかるようなら電極パッドから遠ざけてから処置を行いましょう。
5.処置する人の体が濡れている場合
体が濡れていると、正常にAEDの効果が得られない可能性があります。処置する人が感電するなどの心配はありませんが、体が濡れている場合は電極パッドを貼る胸部周辺を拭いてから処置を行いましょう。