最近では、地球温暖化現象の影響ともいわれる記録的な豪雨(線状降水帯による集中豪雨、局地的大雨(ゲリラ豪雨)など)が頻発しています。それに伴い、大規模風水害も頻発しています。

 湖南市では、平成25年(2013年)9月発生の台風18号で、9/15午前1時過ぎから約9時間で総雨量321㎜、一時間当たりの最大雨量39㎜を観測しました。

雨や風は事前に予測できます。風水害が発生する前に備えておきましょう!

目次

Ⅰ.予測される水害

 宝来坂区で予測される水害は、内水氾濫による浸水害です。
内水氾濫とは、区域内に排水能力を超える多量の雨が降り、排水が雨量に追い付かず建物や土地が水に浸かる現象です。「浸水害」と呼ばれることもあります。河川の増水によって排水の役割を担う用水路や下水溝が機能不全となり、少しずつ冠水が広がる「氾濫型の内水氾濫」といえます。
 ⇒「大雨警報(浸水害)」が県・気象庁から発表の対象となります。
など
(参考:河川の水位が上昇し、堤防を越えたり破堤などして堤防から水があふれ出すのが外水氾濫で、湖南市では野洲川,落合川流域などが該当しますが、宝来坂区は対象外です。⇒「洪水警報」の対象)

湖南市防災マップ (👈クリック/タップすると浸水害の分類・内容が理解できます。)

Ⅱ.我が家の内水氾濫の浸水深を確認しましょう

ハザードマップには、概ね200年に1回程度起こる大雨(24時間総雨量634㎜)を想定した場合の、浸水の範囲とその深さが示されています。
宝来坂区は、浸水の深さが、①0.5m未満と②0.5m~1.0m未満の該当区域があります。

①お住いの場所が、該当区域かどうか、ハザードマップで確認しましょう!

 ハザードマップ(クリック/タップするとご覧になれます)
👉滋賀県防災情報マップ(水害)      
👉湖南市防災マップP23,P24


②気づいていますか?「想定浸水深表示板」が、区内6ヶ所(📌)の電柱に掲示されています!

参考)浸水深と建物被害・避難行動

Ⅲ. 浸水害から身を守るには

1.風水害対策

湖南市防災マップに以下の情報が掲載されています。
クリック/タップするとご覧になれます👉「湖南市防災マップP5,P6(風水害対策)」

  1. 雨の降り方と災害発生の目安
  2. 気象情報の種類と発表基準
  3. 氾濫の種類
  4. 大雨の際の危険個所
  5. 浸水時の水平避難と垂直避難
  6. 自動車による避難のリスク

2.正確な情報収集と早めの避難を

テレビ、ラジオ、インターネット等で最新の気象情報、災害情報、避難情報に注意しましょう。
危険を感じたら早めの避難をしましょう。

👉防災情報の取得について

3.気象情報と避難行動

警戒レベル、避難情報を理解しておきましょう!
右記の資料名をクリック/タップするとご覧になれます。👉「内閣府発行避難情報等のチラシ」

4.避難(分散避難)

市の指定する避難所(小中学校など)に行く事だけが避難ではありません。「避難」とは「難」を「避」けること。下記の4つの行動があります。
家族構成なども考慮し、"我が家の避難のタイミングと避難場所"を決めておきましょう!
(「わが家の避難ルール=マイ・タイムライン」を決めておきましょう!)

ⅰ)屋内安全確保(在宅避難)
  次の2つの条件を確認し、自宅にいても大丈夫かを確認できた場合。
  ①浸水深より居室は高い、②水が引くまで我慢でき、水・食料などの備えが充分
ⅱ)市が指定した指定緊急避難場所、指定避難所への立退き避難 
  👉湖南市防災マップP11,P12「避難所一覧(⇚クリック/タップするとご覧できます)で確認しておきましょう。
ⅲ)安全な親戚・知人宅への立退き避難
  普段から災害時に避難することを相談しておきましょう。
ⅳ)安全なホテル・旅館への立退き避難

「わが家の避難ルール=マイ・タイムライン」作成についてはこちらをご覧ください。
👉湖南市防災マップP9「マイ・タイムライン」(⇚クリック/タップ)
👉滋賀県作成「しがマイ・タイムライン」(⇚クリック/タップ)

宝来坂ふるさと防災チームは・・・

  • 立石川、用水路の数ヶ所に水位標識を取り付け、水量・水位の定点観察を続けています。(H26~)
  • 大雨降雨の際には、水位状況が写真とともに、近隣の住民からふるさと防災チーム担当者に連絡される仕組みとなっております。
  • 警戒レベル3「高齢者等避難」以上の避難情報が発令されたら、
    1)「宝来坂ふるさと防災チーム防災計画」に基づき、「災害警戒本部」を集会所に立上げ、災害発生に備えた活動を行います。
    2)「宝来坂集会所」(👈クリック)を一時避難所として開所します。

    宝来坂ふるさと防災チーム防災計画⇚クリック/タップすれば内容がご覧いただけます。




編集履歴
初版:2022年(令和4年)4月